観光都市京都の現状と問題と世界からの評価

ここ数年日本への外国人観光客の数は年々増加しています。そして京都へ来る観光客も比例して増えている状態です。

京都は8年連続で「行ってみたい都市ベスト10」に入っています。なぜずっと入り続けられるかを調べてみました。

今後、ブログで京都人が見る観光地を紹介していきたいと思いますが、観光都市「京都」の現在の状態、評価、問題点などを紹介できたらと思います。

京都を訪れる観光客

2018年の1年間の京都府全体の観光客は8,505万人でした。これは前年よりも少し落ちているのですが(前年対比97.9%)、災害や国際問題があった状態での数字ですので、減っている状態とは言えず、まだまだ右肩上がりと言った状態です。(現在新型コロナの影響で観光客はほぼ0ですが…。)やはりその中で外国人観光客の増加がその要因と言えます。今では1年中観光客の多い清水寺の参道も、15年ほど前は1年間のうち4か月はガラガラの状態で、やはり観光シーズンの春と秋の修学旅行の生徒さんがメインとなる観光地でした。しかし、少子化の流れで学生の数が減っていき京都の観光業界に黄色信号が灯った時に「東山花灯路」や「嵐山花灯路」などのイベントを人の少ない時期に行ったり、外国語の看板やパンフレットを配布したりと、京都観光に関わる旅館、ホテル、寺院、神社、店舗、交通機関など皆で力を合わせて外国人観光客誘致に励んだ結果が出てきたのだと思います。そこに東京でのオリンピック開催などの知名度アップの恩恵を受けて今に至ると思います。

京都の世界からの評価

京都市は世界で有名な旅行雑誌の読者アンケートで8年連続で「行きたい都市ベスト10」に選ばれております。京都には17の世界遺産と228の国宝があります。そして海外からの観光客は京都へのリピーターが多いと言われております。やはり「古き歴史と文化の良さ」があるのがリピート率をたかめるポイントかもしれませんね。

京都が外国人から評価される点をいくつか紹介していきます。まずは、「日本の風景」として思い浮かべるのは「京都の風景」これぞ日本が「京都」だそうです。

京都の伝統工芸や食事が観光客を飽きさせないようです。見てるだけで美しい伝統工芸やおいしさに加えて美しさを表現している食事が高評価だそうです。

京都の歴史の深さが面白いようです。古い寺院ではただそのお寺の歴史だけではなくその横のつながりや、奥深さが観光客にとって京都の魅力に吸い込まれる要因だそうです。もっと知りたいが増えていき好きになっていくのですね。

京都の旅館、和室での宿泊が日本の文化に直接触れているようですごく好評だ佐生です。畳の部屋での生活は本当に衝撃的だそうです。

京都の問題点

このように年々観光客が増えるといろいろと障害も出てきます。はっきり言って京都の町は道も狭いし特別大きな町ではないです。だから収容の限界がやってきます。道路は渋滞が発生し、バスは長蛇の列でなかなか乗れなかったり、通勤時間と観光客の動く時間がかぶり通勤困難になったりしてるのが現状です。また舞子さんや芸子さんを追っかけまわしたりして無理やり写真をとったり着物を引っ張ったりしており問題にもなっていました。

京都ではこういった現状や行為を観光公害といって問題になっております。花見小路などは舞子さん芸子さんの撮影禁止などの処置をとっいました。

京都としても頭の痛い問題で、誘致しているのにこれはダメ、あれはダメではゆくゆくは観光客も離れていくかもしれません。やはり何か対策を打って、ルール作りをしていかなければなりませんね。

まとめ

観光都市京都の現状と、これからの課題はまだまだあります。京都人も考え直さなければならないことがいっぱいあります。観光関係でない人は今回の新型コロナの影響で本来の京都が戻ったという人もいますが、やはり観光に比率を置いている町は観光客に来てもらってなんぼだと思います。現に直接観光業と関係のない業種も観光客減で影響は受けてきます。コロナの影響が終わったらまた新しい気持ちで観光客を迎えたいと思います。

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