京都の観光地は沢山ありますけど、有名なところは人も多くて写真では綺麗に見えても実際行くと人を見に行っているようなとこが多いでね。
今回紹介する穴場は、桜と紅葉が無くても見ごたえ十分な名所がそろっております。そして少しマイナーな名所を紹介していきたいと思いますので、ご旅行の参考にしてください。
目次
祇王寺「苔と紅葉」
奥嵯峨にある小さなお寺です。このお寺は大覚寺塔頭の尼寺で「平家物語」に登場し、「平清盛に寵愛された白拍子・祇王が平清盛の心変わりにより都を追いやられて、母と妹とともに出家・入山した尼寺です。」
このお寺の見どころはやはりお庭の苔と紅葉です。京都に「苔名所」はいくつもありますが、ここの苔の見ごろは梅雨の時期で最高にきれいです。青い紅葉の葉が清々しさを演出してくれます。
秋の紅葉は緑の苔の絨毯に真っ赤な紅葉が幻想的な雰囲気を醸し出してくれます。そして紅葉が散り始めると緑の絨毯から赤の絨毯に変わっていき見に来る人を魅了します。近くの常寂光寺や二尊院ほど広くはないですが、見ごたえは十分あります。
初夏の5月~7月の梅雨の季節と11月下旬から12月上旬が見頃です。
拝観時間:午前9時~午後5時 ◎16時30分(受付終了) 月曜日~日曜日
拝観料:大人300円 小人(小中高)100円
※変更等があるか、直接確認お願いいたします。
岡崎神社 「うさぎ神社」
京都市左京区の平安神宮の北側の丸太町通りを少し東に行った所に岡崎神社があります。
岡崎神社は平安京遷都の時に平安京を守るために四方に建てられた神社の一つで、東の方角を守る神社ということで「東天王」と呼ばれています。
干支で言う東の方角(ウサギの位置)に当たる為、うさぎ神社と言われ狛犬ならぬ、狛うさぎがお出迎えしてくれます。
たくさんのうさぎの置物やお守り、うさぎの絵が描いてある提灯や障子などがあり、うさぎ好きにかたまらない神社となっております。
岡崎神社は縁結び夫婦和合、子授けにご利益があると言われております。うさぎ年の初詣ではたくさんの人が訪れる神社です。
哲学の道「桜と蛍」
南禅寺から銀閣寺に続く道で「哲学の道」という道があります。ここは約2キロに亘って桜並木が並んでいる桜の名所ですが、ここは5月下旬から6月上旬にかけて蛍の名所にもなるのです。
ゲンジホタルとヘイケホタルがみらみられます。数としてはヘイケホタルの方が多いようです。蛍は5月下旬から6月中旬まで見れますが6月上旬がベストかもしれません。時間としては20~21時が一番活発に動き回ります。この時間をめがけて行ってはいかがでしょうか?雨の日は蛍の活動が鈍ります。
ここの蛍は観賞会のようなイベントではないので撮影もOKです。
春には桜が凄いことになります。花弁が散っていくと川一面がピンク色になる光景がみれます。この花弁の川の光景を見れるとラッキーです。
哲学の道でこの花弁の川の光景が見れればラッキーですね。
御室八十八ヶ所巡り
世界遺産「仁和寺」の裏の山にある御室八十八ヶ所巡りは四国八十八ヶ所の写しである札所を約2時間程かけてまわることが出来ます。
御室八十八ヶ所を結願成就すれば四国八十八ヶ所霊場を巡礼したのと同じご利益があると言われております。
それぞれのお堂(札所)にはご本尊・弘法大師をお祀りしてあります。
全長約3kmの道のりで2時間もあれば楽に巡ることが出来ます。山頂付近では京都市が一望できるスポットがあります。
御室八十八ヶ所は仁和寺によって作られた霊場になっております。
天塚古墳「超B級スポット」
天塚古墳(あまつかこふん)は京都では珍しく自由に玄室に入れる古墳です。ガイドブックには載らない古墳ですので人もあまり来ない古墳ですが形は前方後円墳になっております。
場所は京都市右京区の太秦にあり、一見神社?と思われますが泰氏の古墳であると思われます。全長は約70メートル程あり、横穴式石室が2基あったそうです。
石室は狭く現在は祭壇が置かれております。
地元の有力な人が埋葬されたと思われ、大正時代の調査では、400点ほどの副葬品が出てきたと言われております。
ここにたどり着くには迷路なような住宅街を通らなければならないので、携帯のナビなどを使って行ったほうがいいと思います。
ドゥリムトン村「英国田舎町」
京都の亀岡駅から車で約20分程に「ドゥリムトン村」という英国の田舎町を再現した施設があります。
ここはテーマパークではなく商業施設といったところになっております。
そこにはレストランや宿泊施設やチャペルなどの5棟が並んだ村になっており、京都なのにイギリスの田舎町に来た気分を味わえるオシャレなスポットになっております。
京都なのにイギリスにた気分が味わえるおしゃれスポットとなっております。
アフターヌーンティーでも飲みに立ち寄ってみてはいかがですか?
御髪神社「髪の毛の神様」
御髪神社(みかみじんじゃ)は京都市右京区のトロッコ列車嵐山駅の下車すぐのところにあります。
この神社は日本で唯一の髪の毛にご利益のある神社で、理美容関係者らによって髪の毛の健康を祈願して設立された神社です。
藤原采女亮政之(ふじわらのうねめのすけまさゆき)公という鎌倉時代に実在した人物が祀られており、この方は髪結い職の起源となった方と言われております。
参拝した方は絵馬に髪に関する願い事を書いて御祈願されており、ブラックマヨネーズの小杉さんや森脇健次さんなど京都にちなんだ芸能人も訪れ、髪に関するお願い事をされてるようです。
また理容師を目指す方々もお参りに来られてるようです。
御金神社「黄金の鳥居」
京都市中京区のビルの合間にある御金神社、黄金の鳥居が目印の神社です。
町中にある神社なのでアクセスもよく、24時間参拝ができる神社となっております。
お金持ちに成りたいと願う方々がお参りに来る神社で金運アップグッズも色々と売っています。
特に1番人気は福財布という黄色い財布のようです。是非ともお参りをして運気を上げてはどうでしょうか?
伊根町「舟屋の街並み」
京都府北部にある伊根町は、天橋立より車で20分程のところにある漁港の街です。
この町の特徴は「伊根の舟屋」で知られている「舟屋」です。1階が海に面していて船のガレージになっており、2階が住居スペースになっているのが特徴の街並みです。
現在では舟屋を改造してカフェになってたり観光にも力を入れている町です。
伊根湾巡り遊覧船を乗船すると海側から見た伊根町の舟屋の景色が一望できます。乗船前にカスナック菓子を買って乗船すると、乗船中に飛んでくるカモメやトンビにエサやりを行うことができ楽しめます。
伊根湾めぐり遊覧船
営業時間9時~16時 30分毎に運航しています。
定休日 なし
料金 大人680円 子供340円 (税込み)
琴引浜「鳴き砂」
国指定の天然記念物に指定されている「琴引浜」は京都府北部の丹後半島海岸地区の一部の海岸です。
砂浜を足でこするように歩くと、キュッキュッと、まるで琴を奏でるかのような音がすることで「琴引浜」と名付けられました。
ここには海水浴場やキャンプ場があり、レジャーとして楽しめるスポットとなります。
また、浜の一部には踏めばドンドンと太鼓のような音がする「太鼓浜」と呼ばれる一帯があります。ぜひ探しに行ってみてください。
琴引メロンの産地でもあり、メロンの時期は近くにメロンの直売所などがあったりして、少し安くでメロンを買ったりできます。
まとめ
観光都市となっている京都は金閣寺や清水寺のような有名な観光地が多くありますが、ネットやSNSの情報で近年は細かいところも人気が出てきています。
昔は近くの住人の生活の一部として過ごしていた場所が、現在観光スポットに変わりつつあるとこもあります。
今回紹介した場所は季節によって穴場となってる場所や、本当にあまり人が来ない場所がありますが、マナーを守りつつ京都の人が守り抜いてきた場所を満喫しに来てください。